Tuesday, January 24, 2006

borderless

徒然なるままに。

最近、いろんな業界同士の境界が曖昧になってきています。先日取り上げたテレビとPCの話も然り(つまり放送とインターネットか)、あと最近感じているのは携帯電話と携帯用端末(PDA、小型PCなど)ですね。

NTT DoCoMoでは、今新しい形式の携帯電話としてユーザが機能をカスタマイズできるものを開発しています。つまり、自分が必要な機能だけをインストールすることで、携帯を自分の生活により適した形にすることができる、ということ。一見おもしろそうですが、それじゃあ、すでに多機能が乗っているPDAとかPCを携帯電話のように使えるようになるまで発展させればよいのでは?と思ってしまいます。

現在、PCの小型化が進み、昨年の段階でSonyのType UなどはA5程度のサイズ、550gでかつWindows XPを走らせることができる、という状況まできています。てかむしろ最近のFOMAにはWindows CEが乗ってるんですよね。しかも、シームレスな環境が整ってきて、現在ほとんどの駅構内および一部の飲食店(Cafe de Crie、Mos Burger)ではNTT提供のHOT SPOTが使用可、また地域によってはその駅から何らかの建物に至るまでの区間さえもWireless LANを使うことができるようになっています。これらの通信は必ずしも高速ではないとはいえ、Air H"等使ったことのある人ならばわかると思いますが、十分な速度が出せると考えられます。

となると、IPフォンを用いた定額(むしろタダ)の電話の方が携帯電話よりもユーザにとっては便利である、ということになってきますよね。インフラ等の関係もありますから携帯とインターネットとの間でも折り合いがついていくのでしょうか。

なんだか漫然とした話になってきましたが、要するに、ボーダーレスな社会だ、ということ。電話は電話事業だけやっていればいい、という時代は終わったということです。

このような背景からか、いろんな企業の統合がなされている半面で、一部では事業からの撤退などのニュースもよく聞きます。昨年印象的だったのは、Sonyが金融関係から撤退してエレクトロニクス部門に重点を置いた、というニュース。ということは、手広くいろいろと扱う必要が増えてきた反面、細かい技術面では部門がどんどん細分化され、それぞれにおいて技術力をさらに高める必要があるということ。細分化された部分を支えるのが中小企業、特定の技術に特化した事業を行ってきた企業たちを上層でまとめて新たなサービスを展開しようとしているのがベンチャー企業、なのかな、というのが私の感想。

ああ、まとまらない。

話の飛躍や論理展開のまずいところがあるのは目をつぶってください。あくまで、妄想、思ったことを徒然なるままに書いているだけですから。

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今日の一枚。

Joe Magnarelli and John Swana Sextet, New York-Philly Junction

トランペットのJoe MagnarelliとJohn Swanaのセクステット。テナーでフィーチャーされているEric Alexanderがすごい。リズム隊のPeter WashingtonとKenny Washingtonのからみもなかなかよい。2曲目のGiant Stepsと同じコード進行の曲、曲名はGiantsです。。

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