柳沢厚生労働相の発言が、 世間を騒がせていますね。
そもそも、女性って、豊穣の象徴として、崇められていた存在ですよね。
今でも、様々な文化圏において、
女性崇拝の名残(むしろそのもの)があることからも、
それは自明だと思います。
現近代の社会では、とかく、女性は卑しめられる、
一般的には、これは、男性原理に基づく、キリスト教の浸透によることだといわれています。
これを暗に否定する意図があったかどうかは分かりませんが、
映画や書籍で、ダヴィンチコードが、世間を騒がせたのは、
注目すべき事実です。
キリスト教と、もう一つ、男性原理をはびこらせしめた原因としては、
女性を象徴する"大地"に対して、
農耕や、様々な技術によって、
自然を支配するようになったことが挙げられます。
これに対して、
今は、人間の支配に悲鳴を上げた自然が、
環境問題によって、人間に対する自然の"反逆"を起こしていると、いえます。
同時に、フェミニズム運動によって、
男性原理への疑問も、投げかけられています。
今後、どのような社会になっていくのか、
少なくとも、
柳沢厚生労働相のような態度では、
自然は許してくれない気がします。
Tuesday, January 30, 2007
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